即席しば漬け

京都の伝統的なお漬物『しば漬け』

本来は茄子と紫蘇の葉に塩をふり、乳酸菌発酵させて作られますが、お酢を使って即席仕上げ! 

赤紫蘇の香りと酸味が初夏を感じる一品が即席で出来上がります。

《材料》 

なす             3本           

きゅうり      2本            

茗荷       3個           

生姜     1片 (15g) …新生姜なら (20g)

粗塩       小2

《漬け込み液の材料》

赤紫蘇    30~40枚

自然塩      小2(10g)

みりん    大2

酢          大2

《作り方》

【1】野菜のしたごしらえ

『ナス』はヘタを切り落としてから縦半分に切り、縦4~6等分に切ったのち、長さを半分にします。

 ボウルに水をたっぷり入れ、ナスを加え→ 数回水を換えてアク抜きをしておきます。

『きゅうり』は両端を切り落として、縦半分に切り、5~6mm幅の斜め切りにします。

『茗荷』は根元を少し切り落としてから、縦に4~6等分に切りましょう。

『生姜』はせん切りにします。

【2】下漬け

 ① ナスをザルにあげて水気を切ります。

② すべての野菜をボウルに合わせ粗塩をふって、全体に馴染ませます。

③ 漬けもの専用器などがあれば、②の野菜を容器に入れて重しをかけます。

  冷蔵庫に入れておけば、半日かからず水があがってきます。 

*漬けもの器具を使わず、ジップロックに入れ、空気を抜き、冷蔵庫内に置いても下漬けができます。

【3】塩もみ赤紫蘇を作る

 ① 赤紫蘇の葉の太い茎を除いてからよく洗って水気を切ります。

② ボウルに入れ、分量の塩をまぶしてよくもみ込みます。次第に葉がしんなりして、赤黒い汁が出てきます。葉から出る赤黒い汁はアクですから、よく絞り切っておきましょう。

③ 葉に残った汁をきつく絞ります。

【4】漬け込みます!

① 下漬けしておいた野菜を容器から取り出して水気を絞ります。…下漬けした野菜から水分を絞っておくと、赤紫蘇の漬け汁が入りやすくなりますから、必ずギュツ!と…

② しぼった野菜と赤紫蘇を容器に戻し、みりんと酢を合わせて注ぎます。

③ 全体を混ぜ合わせてから、軽く重しをして、冷蔵庫に保存します。

*野菜全体が浸かる状態になれば重しを軽くし、色や風味むらをなくすために、途中1~2度全体を混ぜましょう。

* 2日ほどで全体に色も馴染み、美味しくなっています。保存期間の目安は冷蔵 で10日~2週間ほどです。

できあがった柴漬けは汁気を軽くしぼってから食卓へ…