時は17世紀のヨーロッパ
全身黒装束で、くちばしマスクの怪人?がいるのは
ペスト患者が運び込まれた病棟内
修道院や教会が使われることが多かったようです。
ペストは各地で流行を繰り返し、そのたびに人口が
激減するほどに大暴れ!
当時 流行り病は汚れた空気によるものと考えられて
いましたから、病棟の入り口では、昼夜をとわず、
ローズマリーなどのハーブを焚いて空気の浄化に
励んだとか…
そして、病人の看護にあたる医師は、ガウンの中にはハーブを入れ、くちばしマスク
の中には、ミントやラヴェンダーなどのハーブや、サフランやクローブといったスパ
イスをいっぱい詰めて着用…
スパイスやハーブの殺菌・抗菌作用を利用して、空気を浄化するフィルター効果を
期待したようですょ。
「ワラにもすがる」ではなく、「ハーブやスパイスにすがる」だったのね。
いやはや「ご先祖様たちがこうして命を繋いでくれてこそ 今がある」ことに、敬服
感謝であります。
北里柴三郎博士がペスト菌を見つけ、抗生物質が発明されて、ペストが治療可能な病
になったのは20世紀に入ってから…
新型コロナウイルスが発生して、あっという間に拡散 世界中が戸惑っている今
100年前まで人類が経験してきた、不安と恐怖に少し思いいたることができた気
がします。
有効な特効薬が見つかるまで、個人個人拡散や感染につながる行動を控えて、免疫力
をつけなければ…ね。
もちろん スパイスやハーブのパワーもありがたくいただきながら🌿