インドネシアのモルッカ諸島原産のクローブは
紀元前4000年頃には すでに遠くエジプト
まで運ばれて、シナモンや胡椒とともにミイラ
作りに使われていたそうですょ。
アブ・シンベル神殿を建設され、王妃8人 側室大勢!お子さま100人!!
90歳で大往生された!!!かのラムセス二世のミイラのお鼻には胡椒がぎ〜っしり
詰められていたそうですから… 当時の人々はすでにスパイスの防腐作用をよくご存じ
だったんですね。
ギリシャ・ローマ時代になると、クローブは、胡椒・シナモン・ナツメグとともに
薬として尊ばれ、貴族の食卓では料理を引き立てるスパイスとして活躍しました!
冷蔵庫のない時代 肉を腐らせずに、その匂いを抑えて
美味しく食すためにスパイスの香りと殺菌、抗菌、防腐
作用は何よりも有難かったでしょうね。
ローマが現在のイギリスやフランス地域に侵攻するにつれ、これらスパイスも広まっ
てゆく…のですが、いかんせん現地では収穫されない貴重品!
長〜いこと中国がマレーシアが産地であることを隠して売りさばき、アラブの商人が
シルクロードを運んで超高値で売っていたんですって。 🐪 🐫 🐪 🐫 🌴
「クローブやナツメグそして胡椒の産地はどこにあるのだろう…???」
その思いに応えた冒険家がバスコ・ダ・ガマさん
彼はポルトガル王の援助を得て出航 🌊 ⛵️
南アフリカの喜望峰を回る『東周り航路』でインドに到達! 待望の『胡椒』を
ポルトガルに持ち帰ります!
これを機にポルトガルはインド沿岸の胡椒産地…さらにはマラッカ海峡も制圧!
スパイス産地はポルトガルのものに… の気配が濃厚になってまいりましたょ〜
そうはさせまい!
一歩出遅れたスペインの後押しで大西洋経由『西周り航路』でスパイス探しの冒険に
出航したのがマゼランです!
*胡椒マメ知識*
胡椒の木は他の木の幹に巻きつきながら成長するんですょ。
インド マラバル海岸近くで自生する様子 実は房状に… 緑のブドウのよう?