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連想するのは…?cocorobaスパイス通信7

 

さあ『クローブ Clove』

 

可愛らしくて、個性的な形ですよね。

 

原産地は(現)インドネシアのモルッカ諸島で、

 

紀元前の昔から世界各地に運ばれ、使われて、

 

英語ではラテン語の釘を意味する「Clavus」から 

 

「Clove」と呼ばれるようになり、

 

中国でも釘を意味する「丁」の字が当てられ、『丁子 ちょうじ』や『丁香 ちょうこ

 

う』という名前をもらっています。

 

さて さて、この「釘」を思わせる形は植物のどの部分でしょう…?

 

乾燥して硬〜く茶色になっていますが、元はといえば『つぼみ』で、

 

熟すにつれてピンク色になったところを、額とともに手摘みして、日陰で干して乾燥

 

させて作られます。

 

クローブは『蕾 つぼみ』を使う世界で唯一のスパイスでもあるんですょ。

 

   こちらがそのつぼみ        はしごをかけて手摘みします

収穫されたばかりのつぼみです。

現地では昔から子供が生まれたら、誕生を祝ってクローブを1本植える習慣があり、

 

その子の成長とともに苗木も育ち、収穫ができるように…

 

それを摘んで売ることで、一生生活には困らない とされたそうですから、

 

頼もしい存在であり、自然からの贈り物として大切にされてきたんでしょうね。

 

 

インドでもデリーのスパイスマーケットで山積みになって売られていましたょ。

 

中央の白いボウルが『クローブ』 その前2つは『ブラックペッパー:黒胡椒』

 

右の清々しい緑色の山3つは『カルダモン』

 

上段右手前黄色いのは『ターメリック』  左手前 木の破片状なのは『シナモン』です

 

最前列右にいるのは『チリペッパー:唐辛子』 その左の茶色くて小さな粒々は、

 

CTC製法でコロコロ状に仕上げられた紅茶です。たぶんアッサム産☕️

 

さすがにインドでしょ🤗

 

いろんな香りがミックスされて立ち上り、髪にも身体にも染み込んできそうなほど…

 

こちらは入り口に近いスパイスの「なんでも屋さん」風ですけれどね、潜入していく

 

と、次第に単一スパイスごとに扱う専門問屋さんが増えて、どこまで続いているの〜

 

??? ほど奥が深〜〜〜い 混沌の世界が広がっています。