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It is June!…cocorobaスパイス通信5

 

6月を待っていたかのように『紫陽花』が

 

嬉しそう… この紫陽花とレンガの小道を

 

挟んでジューンベリーがいるのですけれどね

 

今年は色づいた実がいまだに健在!

 

こんなに真っ赤に熟すまで木に残っていたの

 

は、はじめて…です。

 

小鳥さん達の食の好みに変化でもあったのかしら? ? ?

 

 

な〜んて言っている場合ではない事態が発生してしまいました。    

 

問題は、『温州みかん🍊』

 

まだ小木ながら20個ほど小〜さな実をつけていたのに…

 

1日にして 結実したばかりの実が1つもなくなってしまったんです💦

 

 

  枝先(左下)をご覧ください      こちら(右)夏みかんの実は順調に

     ないでしょ💧               生育中であります…

鳥の仕業でしょうか? 

 

はたまた天敵のあげは蝶の幼虫? 🐛葉っぱが大好きだけれど、実も食べちゃうの

 

せめて、1つ 2つ残っていたら…  ね〜 💧

 

・ ・ ・  

 

さて、気を取り直して、『温州みかん🍊』

 

こたつの上の籠に山に積まれて…冬の団欒風景の真ん中にいる あの子🍊です。

 

中国ではこの温州みかんの皮を陰干しにして、一年以上経過したものが『陳皮

 

ちんぴ』と呼ばれ、気の巡りを良くする 生薬(漢方薬)として重用されてきました

 

熟れていない青いみかんの皮を乾燥させたものは『青皮:せいひ』

 

 オレンジに色づいた皮を乾燥させているけれども1年未満のものは『橘皮:きっぴ』

 

と呼ばれ、まだ未熟者…

 

『青皮』も『橘皮』も 生薬としては扱われないそうですから、薬効のパワーアップ

 

には〝時の経過” が必須ということでしょうか…!?

 

 港の街角では、真っ黒でカサカサながら、芳しい香りを放つ物体に「陳皮10年」

 

「陳皮15年」と、年数が添えられ、高額の値が付いて売られている… 

 

観光客はまずその正体が「もと 温州みかんの皮」とは気づかないでしょうけれど、

 

現地では大切なお客さまをおもてなしするスープに入れるんですって… 

 

そんな真っ黒になったビンテージものは別として、『陳皮 Citrus Unshiu Peel』

 

は七味唐辛子、五香粉、お屠蘇にも入っていますから、案外私たちにもお馴染みの

 

『スパイス』でもあるのです!

 

                   『陳皮』               恒例となりました…

    香りをお届けしたい…       お正月講座で調合した『七味唐辛子』です。