お茶の木の原産地は中国 雲南省
マンゴーやパパイヤがたわわに実る亜熱帯
の地域です。
太古 茶の葉の健康効果を知っていた人々
は、より暮らしやすい土地を求めて移動
する時も茶の苗や種を携え、行く先々で
移植、栽培して利用しました。
寒い北方地域に運ばれた茶樹は気候に順応して樹高も低く、葉も小さく変身!
日本には鎌倉時代 栄西禅師が中国から持ち帰られたのが始まりだそうですょ…🌱
南方へ移動した茶樹はますます旺盛に育ち…20mを超える高木に進化をとげ…
結果 お茶の木には冷涼な地域で育つ『中国種』と
熱帯地域で生育する『アッサム種』の2種ができたといわれています。
お茶…とりわけ『紅茶』が大好きになった
イギリス人たちは侵略を進めたインドの
地で茶樹を育て、製茶して、自国に運ぶ
ことを目指し、試行錯誤 …
その結果 アッサムの地では『アッサム
種』の茶樹が栽培され、広大な茶畑が
作られました。その後南のニルギリでも…
一方 標高が高く、霧深いダージリンでは『中国種』の茶樹の栽培に成功し、急斜面
が緑の茶畑で覆われるまでに…
先日の講座で現地へ旅した記録写真をお見せすると、「行ってみたい !」の声続出
でした。
では、以下 インドの茶畑の風景をお楽しみくださいね〜
茶摘みさんが手摘みする姿を間近に見せていただいたことで、お茶一杯の味わいが
変わった気がします☕️。
先ずは『アッサム』 ブラマプトラ河流域に広がる広大な平野に茶園が広がります。
向こう岸が見えない!? もうスケールが違う世界!
朝の茶畑 さあ これから茶摘みが始まります…
カゴがいっぱいになりました! 計測に向かいます。
「お疲れさま…」休憩は甘い紅茶『マサラティー』で一服…
ところ変わって、標高2000mのダージリン
山肌は茶樹でおおわれ、緑の絨毯で覆われたよう… 霧が静かに降りてくる
急斜面での作業は足腰が強くないと… ね〜
連日40℃超えの暑〜い時期 イギリス人たちは冷涼なダージリンの気候を求め、
鉄道「トイ・トレイン」を敷いて避暑に訪れていたんですって…
機関車は今でも現役で、のんびり走行中 🚂 💨 💨
こんな素敵なホテルも営業を続けていて、私も一泊いたしましたょ。
夢見心地でした〜🌈✨
(以上8年前の映像です。)
この旅行を主宰された磯淵猛先生が2月に急逝されました。
日本の紅茶界のパイオニアであり、牽引者でいらした偉大な先生です。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
こんな素晴らしい体験ができたのも、旅の一員に加えていただけたから… 多謝