いにしえ人に思いを馳せて…

 

2泊3日で関西へ行ってきました。

 

 

初日は京都 栂尾にある『高山寺』へ

 

 

京都駅からバスにゆられると…

 

 

さすが都大路!

 

 

 

広々とした道を走りながらの車窓観光も古都の今を眺めつつ気分爽快です!

 

それが 立命館大学を過ぎた辺りから道幅が狭くなり、車窓の風景も山里の景色へ…

 

1時間ほどかかってたどり着いた目的地は終点『栂尾』

 

周辺は深山といった風情で、 空気もひんやり感じるほどです。

山門はなく、『参道』の案内口から続く細い道は

 

最初からかなりの登り坂で、お寺の敷地はすべて

 

山の斜面に添って広がるまさに“山寺”

 

『高山寺』といえば『鳥獣戯画』を所有するお寺

 

として有名ですよね。

 

10年ほど前になるでしょうか…サントリー美術

 

館で開催された『鳥獣戯画展』で実物とご対面さ

 

せていただいた時はいにしえ人のユーモアセンス


とみごとな筆運びに見入ったものでしたけれど、

 

こちらの古刹に納められていた絵巻物だったのですね〜 しみじみ…

 

 

さて 今回の訪問のお目当てはこちらの

 

茶園

 

鎌倉時代初期に栄西禅師が宋から種を

 

待ち帰り、明恵上人に贈ったものが

 

こちらの地に植えられて、

 

その後日本各地に広まった…


ここが日本のお茶発祥の地なのです

 

木立の間から望む茶園はこじんまり…

 

種が蒔かれて800年


肉厚で深い緑色の葉をした茶樹は

 

生命力にあふれ、代々の守り人の思い

 

が濃密に重なっているように思われま

 

した。 

 

中国は雲南省に自生していた茶の木の祖先が運ばれて、はるか日本へ…

 

緑茶に抹茶 ほうじ茶と…楽しみ方もいろいろに

 

喫茶シーンには欠かせない存在になって生きて:活きている

 

味わう楽しみと、食文化ワールドへのときめきがますます高揚中の私です ♬