熟成ラムレーズン…時が作ってくれる美味しさを愉しむ

11月、12月はクリスマスにちなんだケーキを焼く機会が多く、ドラーフルーツやスパイスがたっぷり入ったレシピが多いのも特徴です。そこでホームメイドケーキを格段に美味しく香り高くしてくれるのが特性のラムレーズン。もう30年も作り続けている私のケーキにはなくてはならない相棒?です。

とはいっても材料も作り方もいたって簡単 『特別』を作ってくれるのは、『時の経過…』で、時が美味しさを育んでくれるのです。年末たくさん使ってストックが少なくなるので、年が開けると1年後のクリスマスシーズンに向けてラムレーズンを漬け込みます。

使うのは「レーズン」と「ラム酒」のみ…この2つの材料が1年同じ瓶の中に同居することで、レーズンにはラム酒が浸透 ラム酒にはレーズンの濃厚な甘みが移って熟成し、強いアルコール感も和らいで、双方何倍もの美味しさを身につける!というわけです。

熟成ラムレーズンの作り方

《材料》

レーズン 100g 

ラム酒  130g  …レーズン重量の1.3~1.4倍量が必要です。

*レーズンはラム酒が馴染みやすいので、オイルコーティングされていないものを使いましょう。食品表示に「レーズン」に加え、「植物油脂」とある場合は、熱湯にさっと通してオイルを落としてからザルに揚げて、乾燥させてから使います。

*ラム酒には「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」の3種類ありますが、樽で熟成され色が濃く香味が強い「ダークラム」を使います。『マイヤーズラム』は流通量が多く、使いやすいのでお勧めです。

《漬け込み方》

 

① 漬け込む瓶は 水の状態から鍋に入れてそのまま沸騰させ、5分ほど煮てから取り出し、乾燥させ、冷やしておきます。

② 瓶の7分目までレーズンを入れてからレーズンが隠れるまでラム酒を注ぎ入れます。この後はレーズンがラム酒から顔を出して空気にふれることのないよう注意します。

③ 半日ほどしたら、蓋をとり、状態を確認します。レーズンがラム酒を吸って膨らみ、ラム酒から出ているようなら追加でレーズンが隠れるまでラム酒を注ぎ入れます。1日後再度確認して必要ならラム酒を補充します。

④ 冷暗所に置いて1年…時が美味しくしてくれるのを待ちましょう。

(左、中央)瓶にレーズンを入れ、たっぷりラム酒を注ぎます。

(右)1日もするとレーズンが顔を出して空気に触れていますので、ラム酒を補充します。↓

☆熟成ラムレーズンが活躍するレシピたち

チーズバー

《材料》

クリームチーズ  100g

はちみつ       小2

くるみ          15g

ラムレーズン   20g

 

*レモンの果皮を擦り入れても香りが爽やかです。

《作り方》

 

① くるみは160℃のオーブントースターに10分ほど入れてローストし、粗熱がとれたら刻んでおきましょう。

② クリームチーズは室温に置き、柔らかくしておきます。急ぐ時は電子レンジ150wに20秒ほどかけても…

③ クリームチーズを練り、ハチミツを加えて均一になるまで混ぜ合わせます。

④ ③にラムレーズンとくるみも加えて混ぜ合わせます。

⑤ ④をラップに広げ、筒状に包んで両端をねじり、冷蔵庫で冷やし固めます。…この時巻き寿司用の巻き簾を使うと作業がしやすいうえにギザギザ凹凸がついて、楽しいです。

1cm厚にスライスしてワインに合わせて「召し上がれ…」🍷

レーズンウィッチ

《材料》 2個分 

マスカルポーネチーズ  大3                   

ラムレーズン   大1~ お好みでもっと!

市販のビスケット    4枚

ハチミツ        小1

*漬け込みに使ったラム酒を少々入れても素敵

《作り方》

① マスカルポーネチーズを室温において柔らかくしておきます。または、容器にマスカルポーネチーズを取り分け、ふんわりラップをしてレンジ150wに10秒かけ、柔らかくします。この時 まだチーズが硬いようならさらに150wで10秒ずつレンジ加熱をして調整します。

②  ①にレーズンを加え、お好みで漬け込みのラム酒も加えて全体が均一になるよう良く混ぜます。

*マスカルポーネチーズにはほのかな甘みがありますが、さらに甘みを足したい場合は、ハチミツを加えて混ぜ合わせます。

③ ②をビスケットに挟み、1つずつラップに包んで冷蔵庫へ…

半日以上待ちましょう。チーズの水分がビスケット生地に移ってしっとり 芳醇なラム酒の香り豊かな大人スィーツの出来上がりです。

*冷凍も可能です。香りが移らないよう1つずつラップに包み、密封して保存します。