cocorobaに寄せて…     峯尾 朋子

インドに赴任した友人に誘われて気軽に出かけたその地には、『スパイス』『ハーブ』『お茶』『布』と、私を虜にする素敵なものたちが待っていてくれました。

そこから始まった大冒険…

どこから糸口を見つけてよいのやら…雲をつかむような状況も、かなりスリリングな体験も、もっと知りたい もっと見たい の好奇心と、現地の友人やインドの方たちに助けていただき、なんとかクリア!

たくさんの友人ができ、スパイスやハーブそしてお茶を日本の皆さまに紹介し、一緒に愉しむ場をもてるようになりました。

これもひとえに私の思いに快く力を貸してくださった沢山の人達あってこそ…〝縁〟が〝縁〟を結んで広がっての今なのです。

大冒険が私に与えてくれた一番の宝物は〝人との縁〟

日本でもまた素敵な〝縁〟が広がりますように…  2014年記

cocorobaホームページでは、『スパイス』『ハーブ』『お茶』『四季の手仕事』をテーマに記事を綴っています。健やかで心地よい生活のお役にたつことができましたら幸いです。 

スパイスは遠くヨーロッパに運ばれて、嗜好や食材事情そしてキリスト教などと密接に関係しながら使われてきました。当初ヨーロッパの人々にとってその香りや味は馴染みにくく、どのように使って(食して)よいものか…試行錯誤が始まったのは11、12世紀のこと…

その後 修道院主導で、薬効、防腐・殺菌力、香り、色などのスパイスの魅力を余すことなく使いきる調理法や食品、生活での活かし方が考案されてゆくのですが、時代が進むとそこに生活を楽しむセンスや芸術性も加わって、実に見事に その国の文化や歴史が ぎゅっと詰まった〝ときめきのスパイスワールド〟が繰り広げられるのです。

『クリスマス』『食彩ヒストリー』では〝食〟をキーワードに歴史を覗いてご紹介していきますので、お楽しみいただけましたら幸いです。 2022年 晩秋