cocoroba white 白とオフホワイトのインテリアクロス

 

 

 

 

 

  白地に白刺繍 チカン・カリ

 

 

 

 

 

インドでは最上質の綿花を極細の糸に紡ぎ、それを織り上げた薄くしなやかな布を

 

『モスリン』とよびます。

 

肥沃な土地に恵まれるベンガル地方では、古来上質な綿花を産しました。

 

それを使って霧のたちこめる早朝 水盤の上で糸を紡ぐと、極細でしなやかな糸ができます。

 

更にそれを純白にするために強い太陽の光と流れる水に一週間も晒して…その糸を織り上げ

 

ると、風にたなびく霞のような『純白のモスリン』ができるのです。

 

ムガル王朝時代 古都ラクノウでは、日中30〜40℃になる日が5ヶ月も続く中

 

藩主や貴族達はこの白いモスリン地の服を好まれ、白生地に白糸で文様を縫いとる

 

『チカン・カリ刺繍』をほどこして着用されました。

 

王や貴族は熟達した技術を持つ職人を抱え、その技を保護し 、その人気は18世紀に頂点に

 

達しました。

 

その後イギリス統治や独立の政変の中でこの『チカン・カリ刺繍』は一旦衰退…

 

刺繍技法も忘れかけられていましたが、戦後イスラム教徒の女性の手で復活し、現在はウッ

 

ダルプラデシュ州のラクノウの女性達が各家庭での手仕事として請け負い、そこから得られる


賃金は自由に外にでて働けない彼女達の貴重な収入源になっています。


身近にある花や植物や動物がモチーフとし、現地で『バキア』と呼ばれる『シャドウワーク』をはじめ、現在36通りほどの技法が再現されています。



 

 日本でいう「ペイズリー模様:勾玉」インドでは『マンゴー』がモチーフに…

 

シャドウワーク


    表面に刺した輪郭の内側に裏の       裏面には「シャドウ」になる糸が交差して

    刺繍が透けて見えるのが特徴です。     渡っています。


モチーフ いろいろ

象の胴はオープンワークで…

日本では…勾玉(まがたま)

西洋では…ペイズリー

インドではマンゴーを表します。

ノットワークも多用されます。